新規介護事業所が増々増加の一途
~その活況の高齢者市場の裏で増える訪問介護事業所の倒産~
いわずもがなの高齢化の進展で、要支援・要介護高齢者数は年々増加しており、平成12年の介護保険創設当時2,562万人に比べ平成23年には5,306万人と、約2倍以上の水準となっている。(厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」)
それに伴って当然介護給付費も増加、介護保険サービス市場は数少ない成長産業として位置づけられていることだろう。しかし、そんな中以下のような記事がある。
今年の老人福祉・介護事業の倒産が、介護保険法が施行されて以降、過去最多のベースで水していることが、11日までの東京商工リサーチの調査で分かった。特に訪問介護事業所の倒産件数は、過去最多だった2009年を既に上回っている。※東商リサーチが調査 (Yahoo!医療介護CBニュース 2013年11月11日16時56分)
「老人福祉・介護事業の倒産 前年同期より6割増の44件あり、負債別、小規模企業が9割を占めている。
また、訪問介護事業の倒産は過去最多を更新し、原因別販売不振(業績不振)が最多であるという。」
※株式会社東京商工リサーチ
介護認定者数も介護給付費も確実に増えているのに、なぜ今介護事業者の倒産件数が増えているのだろうか。
倒産理由として考えられるのが、
1)指定取り消し・効力の停止処分
2)人材確保困難
3)業績不振(経営困難)
それぞれの理由の原因を分析し、早急な対応を検討しないと「次は我が身」という厳しい現状が迫ってきている時代です。
自法人・自施設・自事業所の現状を正しく把握し、分析のうえでの対策が必要なのです。
1)指定取り消し・効力の停止処分
介護保険法だけでなく、運営基準・労働三法等 様々な法令を
うちの施設は大丈夫かな~ 必要な体制は書類は整っているのだろうか?
一緒にチェックしてみましょう。
不足書類等があれば作成のお手伝いもしますよ。
2)人材確保困難
人材確保対策として
a.間口を広げる → 中高年齢の活用・ママさんの短時間就労・外国籍技能実習生受入・トライアル・障害者雇用受入等
b.辞めさせない → 職場環境改善 メンタルヘルス スキルアップによるモチベーションアップ
以上の手続きや留意点も相談に応じます!!
3)業績不振(経営困難)
a.経営状態の分析は出来てますか?
→ 収支計画と事業計画を一緒に考えましょう!
b.紹介業者に頼らず、利用者確保出来てますか?
→ 営業のコツ・ポイントお教えしましょう。
c.取得できる加算は取れてますか?
→ 取得できる加算を増やしましょう!
→ 必要な書類作成もご相談下さい。